土木工事施工事例

施工事例

宅地造成工事

宅地造成工事とは、家づくりの基盤となる土地を安全性に配慮して整備する工事のことをいいます。

山地や森林・農地などの土地を宅地として活用する場合、建物が建てられるよう整備が必要となります。たとえば、傾斜のある土地であれば、盛り土や切土をして平坦に整えるなどの工夫が必要です。

ただし、土地はただ単に平らであれば良いというわけではありません。地震などの災害が発生した時でも、建物の崩壊による被害を回避できるだけの安全性が必要です。土地の形をただ整えるだけでなく、安全に配慮して元々弱い地盤を強化したりすることも家づくりをするうえでとても大事な工程です。

すがまプラザ宅地造成工事(施工前)

すがまプラザ宅地造成工事(竣工)

 道路改良工事

改良工事とは地域の状況に合わせて、使いやすい道路に変える工事のことです。主な改良工事としてバリアフリー化や、拡張工事などがあります。

バリアフリーとは、障害のある方が社会生活をしていくうえでバリアとなるものを取り除くことです。道路の場合には有効幅員を2m以上に確保する、雨水を地下に浸透させる構造にするなどがあります。また歩道と車道の段差を小さくする、視覚障害者用の点字ブロックを設置するなどの方法があります。最近では歩行の妨げとなる、電柱を取り除いた道路も増えているのです。

拡張工事とは道路の幅員を広げたり、車線を増やしたりする工事のことです。拡張工事をすれば、狭い場所が解消され交通事故の発生リスクを減らせます。また拡張工事をすれば自動車の流れがスムーズになるため、渋滞の解消も期待できるでしょう。

道路舗装工事

舗装工事は、道路の地盤面下を数層にわたって締固めて自動車荷重などに対する耐力を維持し、表面はアスファルトやコンクリートを敷き固め、人や自動車が安全・スムーズに通行可能とする工事です。
道路下に上下水道管やガス管などを設置するだけでなく、街並みの景観を美しく保つことも求められます。
また、自動車荷重以外にも直射日光や雨、雪などにさらされるため、劣化損傷しにくい耐久性能も求められます。
舗装工事は主に以下などで行われます。

  • 公道:国道・都道府県道・市区町村道・高速道路
  • 私道:民有地内の道路
  • 駐車場:公共施設や民間施設の駐車場、住宅の駐車場
  • 整備を要する土地:ぬかるみ・水たまり・雑草防止を要する土地

浚渫(しゅんせつ)工事

浚渫工事とは、河川や港湾などの水底を掘り下げ、水深を確保する土木工事のことです。浚渫船と呼ばれる特殊な船舶を用いて、水底の土砂を掘り起こし、別の場所に運搬することで、水深を深くしたり、水路の形状を調整したりします。「浚渫」という言葉は、「浚う」つまり「水底をきれいにする」という意味を持っています。浚渫工事は、船舶の航行や水資源の利用を確保するために必要なだけでなく、新たな土地の造成や環境改善にも役立てられています。

路盤工

路盤とは、舗装された道路の一部のことです。
道路は上から表層、基層、路盤、路床、路体によって構成されており、路盤は15~40㎝程の層になっています。
アスファルト舗装は、通常、路床の上に上層路盤と下層路盤から構成される路盤の層を形成します。
上層5~20㎝程度を上層路盤、下層の10~20㎝程度が下層路盤と呼ばれています。

道路を造る際には、まず最下層の路床から作り、路盤、基層、表層の順に作り上げます。
そしてブルドーザーやアスファルトフィニッシャーなどの重機を使い、各層を敷き固めます。
この上から、アスファルト混合物を施工することで、道路を作り上げます。

積ブロック工事

積ブロック工事とは、コンクリートブロックをモルタルなどを使用しながら積み上げていき、家の門や塀などをつくる工事また、隣の敷地との境界線で使用したり、土留として利用されることもあります。


災害復旧工事

災害復旧工事とは地震や台風などの自然災害によって起きた破損を修復するための工事です。

駐車場舗装工事


コンクリート舗装工事


河川工事

河川工事とは、水域や河川を対象とした土木工事の一環です。主に河川やその周辺の環境を整備し、改善するために行われます。この工事は、水の流れや土砂の移動、洪水対策などを含む幅広い要素にわたり、地域社会の安全性や生活環境の向上に寄与します。河川工事は土木工事の一分野であり、土木技術や環境工学などの専門的な知識が必要です。専門家の協力を得て計画され、実施されるこの工事は、地域の水環境において様々な問題に対処し、持続可能な社会を築くための一翼を担っています。